破天コウ!
おれはそのまま午後の授業をルンルン気分でサボり、教えてもらった入口へと真昼間の大阪を駆けていた。
だがしかし、現実というものはこれ、大変厳しいものである。
何てことはない、その地下通路は、地下鉄やら何やらの駅やお店などが密集している、それはそれは普通の地下通路なのであった。
よくよく考えれば――よくよく考えずともわかることではあるが――当り前の話である。こんな大阪の真っただ中に、闇の組織が暗躍する地下通路があってたまるものかという話だ。
もし百歩譲ってそれが存在するとしよう。したとして、それは最早闇の組織などでは無い。たかだか浪人生たちにその存在を知られている時点で、鳥以下の知能しか持ち合わせない阿呆な連中の集まりである。これぞ、烏合の衆。
事実を知ってうなだれたおれではあったが、すぐに暗澹たる気持ちをプラス思考へと切り替えた。
この地下通路を使えば、予備校への道のりの少なくとも半分は殺人的な笑顔で――勿論、本当に殺人的な意味で――おれを見下ろし続けるお日さまから逃れられるではないか、と。
そう思い、地下通路を駅まで突っ切ることにした。そして、ことは起きたのである。複雑に入り組む地下通路でおれは予定通りに道に迷ったのだ。
だがしかし、現実というものはこれ、大変厳しいものである。
何てことはない、その地下通路は、地下鉄やら何やらの駅やお店などが密集している、それはそれは普通の地下通路なのであった。
よくよく考えれば――よくよく考えずともわかることではあるが――当り前の話である。こんな大阪の真っただ中に、闇の組織が暗躍する地下通路があってたまるものかという話だ。
もし百歩譲ってそれが存在するとしよう。したとして、それは最早闇の組織などでは無い。たかだか浪人生たちにその存在を知られている時点で、鳥以下の知能しか持ち合わせない阿呆な連中の集まりである。これぞ、烏合の衆。
事実を知ってうなだれたおれではあったが、すぐに暗澹たる気持ちをプラス思考へと切り替えた。
この地下通路を使えば、予備校への道のりの少なくとも半分は殺人的な笑顔で――勿論、本当に殺人的な意味で――おれを見下ろし続けるお日さまから逃れられるではないか、と。
そう思い、地下通路を駅まで突っ切ることにした。そして、ことは起きたのである。複雑に入り組む地下通路でおれは予定通りに道に迷ったのだ。