そこから先は
         *



外の空気を吸いたいな…



ここに連れてこられてから、一度も外に出ていないので少し体がうずうずする。



元々体を動かす事が好きだから余計にそう思うのかな。



でもまぁ、さすがに散歩したいなどと男に頼むわけにはいかない。



男は今日は珍しく、午後4時すぎに帰宅していた。



ということは会社勤めでもないのか。



4時に帰宅出来る会社というのは、ないこともないだろうがやっぱり難しいだろうし。



まぁでも別になんでもいいや。



「ちょっと窓開けてくれない?」



あたしが外に出るのは無理でも、外の空気をこちらに取り込むのは問題ないだろう。



「あぁ」



男がめんどくさそうな声を出しながらも窓を開けてくれた。
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