そこから先は
あたしが自分の居場所を知った時―
窓の外からは聞き慣れた音が聞こえてきた。
母校の校歌のメロディー………
下校時間を知らせる為のものだ。
あたしはこれを聴いて自分の居場所がわかったと同時に、もしかしてこの男は教師なのではないかと考えた。
教師なら、授業終了後すぐに学校を出れば午後4時に帰宅する事も可能なはずだ。
現に、あたしが中学に通っていたころにそんな教師がいたのだ。
「だったら……このままここにいさせて」
あたしは目をつむったまま言った。
男の大きくて優しい手を握り返しながら…
「それは出来ない」
「どうして?!」
あたしがそう叫ぶと、男は寂しそうな空気を漂わせた。
目が見えない状態だからこそ感じ取れる微妙な空気の変化………
窓の外からは聞き慣れた音が聞こえてきた。
母校の校歌のメロディー………
下校時間を知らせる為のものだ。
あたしはこれを聴いて自分の居場所がわかったと同時に、もしかしてこの男は教師なのではないかと考えた。
教師なら、授業終了後すぐに学校を出れば午後4時に帰宅する事も可能なはずだ。
現に、あたしが中学に通っていたころにそんな教師がいたのだ。
「だったら……このままここにいさせて」
あたしは目をつむったまま言った。
男の大きくて優しい手を握り返しながら…
「それは出来ない」
「どうして?!」
あたしがそう叫ぶと、男は寂しそうな空気を漂わせた。
目が見えない状態だからこそ感じ取れる微妙な空気の変化………