そこから先は
       *



「お前、また遅刻すんじゃねぇの?」



駆がニヤニヤしながら言った。



「うるさいな!わかってるよ」



相変わらず朝からバタバタしている。



高校を卒業してから大学へ行き、あたしはなんと教師になった。



中学の先生になろうか高校の先生になろうかとても悩んだけれど、中学の先生を選んだ。



問題の多い生徒を見放したりしないで、ちゃんと分かり合っていきたいと思う。



あたしが通っていた高校の先生たちのように。



高校の時あたしの担任の岡部に、自分が教師になったと知らせた時、岡部は心底驚いていた。



だけど、



―お前の天職かもしれないな―



そう言ってくれた。



そうなれればいいなと思う。
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