‡俺様の定義‡

=====*=====*=====
由香side


棗…
アタシは信じてる。

棗はアタシのところに来てくれるんだよね?
アタシは棗のものだよね?


「おや?
もしかして由香ちゃんかい?」

「おじ様…
お久しぶりです。
加奈さんも…」

「あぁ。
そうだな…
おや?そのこどもは?どうしたんだい?」

「えっと…
棗との子供です。
別れた後に気づいて、それで今またよりを戻しました。」

「そうか。
なら棗には責任を取らせないとな。」

「別にいいんじゃない?
責任なんて取らなくても。
棗の好きなようにさせないと…」

「あの…
棗からはまた聞くとは思いますが…
棗からプロポーズされて…
高校卒業したら結婚したいので…
許可を頂けますか??」


ガタッ…



「嫌…
棗は加奈のものよ…
誰にも渡さないんだから…」

「えっ?」

「お前はまだそんなこといってるのか…
お前はもう棗の義母なんだぞ。
いい加減諦めろ。」

「あんたなんて…
殺してやる。」

「そこまでだ、 クソババア。
由香に手出してみろ。お前ぶっ飛ばす。」

「棗…?
何言ってるの?
加奈を裏切るつもり??」


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