‡俺様の定義‡
「既に、港にはそのことをもう伝えてある。
あなたなら港を助けられることも知ってる。」
「それで、港はなんて?」
「会いに来ないで…
もし、今会っちゃったら恨んでしまいそうだから…
それを伝えにきたの。」
「そうか…
それじゃあ仕方ないな…」
「な、棗くん…」
「あいつによろしく伝えてくれ。
もし、助かりたくなったら俺のとこに来るように伝えてくれ…」
「それは港のために死ねるってこと?
それとももう会いたくないってこと??」
「もちろん死ねる方さ。
だが、会いたくないなら俺は会えない。
それに、俺には今家族と呼べる人達もいるからな… 」
「棗くんの人生それでいいの?」
「もちろん。
こうなった原因は俺にもあると思うし。」
「そう…
じゃあ私は帰るから。
今の言葉は私がしっかり伝えておくから。」