‡俺様の定義‡
[はい。
だけど総長俺そんなこと話していいんですか??
ばらす可能性だってあるわけでしょ??]
[いや。お前はばらさない。俺はお前を信じてる。
話を進めるぞ??
[はい。]
[俺はもうその時すでに組を立ち上げ総長だった。
加奈は何度も俺の後をつけていたらしくそのことを確認してからの行動だったそうだ。
[俺はたとえそれが組員でなかったとしても、誰かに両方の顔を知られたことのほうがショックだった。
その時俺は気が動転していて、何を血迷ったか知らないが加奈のいうことを聞くことを約束してしまった。
加奈は学校ではマドンナ的存在であり、
ストーカーにでも困っているのだろうとか思ったのが間違いだった。
加奈の目的は1人の人を俺の族でつぶすことだった。
加奈には消えてほしい奴が10人ほどいて、そいつらを一人一人立ち直れなくなるくらいつぶしてほしいらしかった。
俺はやるならすぐに終わらしたかったのでまとめてにしてはどうかと言ったが加奈はそれじゃあ意味がないんだとぬかしやがった。
一人ひとりつぶさなくては意味がないと。
あいつは俺が断る度に写真をちらつかせてきた。
その時だけだと俺は思い直しその時を終えた。
これが俺の過去だ。
大体わかったか??]
[はい。
流れはわかりました。
で、それが依頼ですか??]
[いや。
ここから先が重要だ。]