セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
そこに…いた


あいつがいた


「ヒロ、走れ!」


同じサッカー部員が
叫ぶと


あいつがダッシュした



…あいつ
ヒロっていうんだ


「やっと…
見つけた」



私は
部活動が終わる頃
部室に


行ってみることにした


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