セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
「じゃあなー!」


あたりは暗くなって
部活動をする生徒達が帰ってゆく


ヒロは
まだ来ない


…しばらく待ってみた



もうほとんどの生徒が帰ってしまっている



サッカー部の部室だけ
まだ
明かりがついている


私は部室へ向かった


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