セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
「そうか…」



2日ほど前に
隣りに新しく引っ越して来たんだ



狭いアパートだから
独り者が多く


あまり家庭的な匂いはない



なんとなく無意識に



通り過ぎた
隣りの部屋の
前に戻る



少し開いた
炊事場の窓



そこからのぞく


ナチュラルブラウンの
柔らかそうな
…髪


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