セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
やっと
見つかった鍵を
鍵穴に差し込む


乾いた音がして
扉があいた


ドアノブに手をかけた俺の



動きを止めたのは




鼻孔をくすぐる



…煮込んだ
トマトの香り




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