愛しい人の守り方
「もう下校時間だね。
またなにかぁれば来て下さい。
待ってますから。」


先生はそう言って私たちに 微笑んだ。


この笑顔で何人の女の子達を魅了しているのだろぅか。


「あっ!!教室にお弁当忘れて来ちゃった。
涼、ここで待ってて」

「うん。
わかった。」


そう言ってあゆは行った。
私と先生だけになってしまった。


「今日はごめんね。
せっかく来てもらったのになんにも出来なくて、」

「いいんですよ。
私はあゆの付き添いだったので。」

「でも、1人で君にはつまらない本ばっかり読んでいたから。」

「つまらないなんて。
私、歴史が好きなんですよ。
しかも今日読んでいたナポレオンの本、結構面白いですね。」


先生はびっくりした顔で私に言った。
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