いとしのかずん
「いらっしゃいませ」
喫茶店は、入口も狭ければ、中もそれほど広くない。通路の右側はすべてカウンター席、そして通路を挟んで左側に、二人掛けのテーブルが数席あるのみだ。テーブル席の横はガラス貼りになっていて、すぐ横を買物客の列が見えた。
「いらっしゃいませ」
ウェイトレスの女性が水の入ったコップをテーブルに置く。敦美は、テーブルに置いてあるメニューを手に取った。
「えと、あたしブレンド。巧、何にする? 好きなものえらべ?」
「そだな、じゃあ、チョコレートサンデーで」
「かしこまりました、では、確認させていただきます」
ウェイトレスの女性は、注文を復唱すると、軽くお辞儀をして去って行った。
俺は、一連のその動きを、なんとなく目で追っていた、すると
「あー! 巧、今 ”あの人、胸おっきーな”とか思って見てたでしょー」
と、敦美が目ざとく発見し、詮索してきた。
喫茶店は、入口も狭ければ、中もそれほど広くない。通路の右側はすべてカウンター席、そして通路を挟んで左側に、二人掛けのテーブルが数席あるのみだ。テーブル席の横はガラス貼りになっていて、すぐ横を買物客の列が見えた。
「いらっしゃいませ」
ウェイトレスの女性が水の入ったコップをテーブルに置く。敦美は、テーブルに置いてあるメニューを手に取った。
「えと、あたしブレンド。巧、何にする? 好きなものえらべ?」
「そだな、じゃあ、チョコレートサンデーで」
「かしこまりました、では、確認させていただきます」
ウェイトレスの女性は、注文を復唱すると、軽くお辞儀をして去って行った。
俺は、一連のその動きを、なんとなく目で追っていた、すると
「あー! 巧、今 ”あの人、胸おっきーな”とか思って見てたでしょー」
と、敦美が目ざとく発見し、詮索してきた。