恋せよ男女(オトメ)
「結衣ちゃん?!」





「・・・・今いいですか?」





「今どこ!?」





「・・・・・・。」





「あの・・・・・今日会ってもらえませんか?」





『・・・・会ってもらえませんか?』






慎一郎は 「今すぐ行くから=3」 





と言う前に、結衣に境界線を張られた気がした。






「今何処にいるの?」





「そこまで行くから待ってて!」





「わっ・・・・私が行きます。」





「・・・・・・。」





「何処に行けばいいですか?」





「・・・・・マンションに来て。」





「分かりました。」





何度も、留守電に伝言を入れて待ち続けた結衣からの連絡。





今から会えてうれしいはずなのに、






会うのが怖い程、結衣の話し方に距離を感じた。






慎一郎は会食の席に戻り、目の前に座るこの会の主催者でもある守屋に断りを入れた。






「社長、申し訳ありません。  急用で今すぐ行かないといけなくなってしまって・・・・・。」





「何とかならないのか=3」





「申し訳ありません。」





「そうか~娘が寂しがるな・・・・・。」





守屋は横に座る真悠の肩に手を置いた。





「申し訳ありません」





「仕方がない。  また明日会場でな。」





「ハイッ。」





慎一郎はもう一度頭を下げて席を立った。  
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