恋せよ男女(オトメ)
「えっ~いつも遊んでくれたじゃないですか~」




絡みつくように慎一郎に詰め寄ってくる。



「とにかく無理だから=3」



「お前も連れがいるんだろ~戻れよ! とにかく今後俺にむやみに話しかけるな!」



「堤さんのケチ~前は優しかったのに~」



「今から絶対優しくしないから、2度と俺に話しかけるなよ!!!」



慎一郎は愛想なく女を置いて振り返った。



『名前も忘れたような奴に・・・・・』



「嫌だぁ~(>0<;)」



酔った女は慎一郎を追いかけて後ろから抱きついた



・・・・その時



結衣がトイレから出て来て・・・・



「あっ・・・・・!」



後ろから女性に抱きつかれている慎一郎の姿が目に入った。



慎一郎は女の手を外して



「お前酔ってるだろ~早くあっちに行けよ=3」



しつこくしがみ付く女を必死で追い払って



「はぁ~ウザイ=3」



振り返ったら・・・・・



結衣の姿があった。



「・・・・・。」



慎一郎は金縛りでもあったようにその場から動けなくなった。



「結衣ちゃん・・・・・」



結衣は慎一郎からサッと目を外し自分達の部屋の方に急いで戻った。



「ちょっ・・・・・(>0<;)」



言いかけた声は結衣には届かない




ホールのにぎやかな声にかき消された。



慎一郎が後ろから来ているのか来ていないのか・・・・



確認する間もなくドアを閉めた。




ホールに残された慎一郎は、



『・・・・・。』



まずい所を見られたような・・・・・



悪い事をしていた訳でもないのに、妙な罪悪感にさいなまれていた。
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