一つの物語
左野香は、回りの男子がいなくなり、一息ついた。
左野香は、一歩の方を向いて、
「一歩君??」
少しいきなりだったので驚いて、
「うん??何??左野香さん」
「たいしたことじゃないだけど……、昨日の渡した……メルアド…」
一歩は、ハッと気がついて、
「ごめん!!昨日いろいろあって……その……携帯見なかった。ごめんね!!今、俺のメルアド送ってもいいかな??」
一歩は、携帯を取り出して、左野香のメルアドを打ち込んで、送信した。
左野香は、うれしそうな笑顔で、
「ありがとう!!」
その透き通った声や、笑顔が、素直かわいいと一歩は思った。