一つの物語
担任の先生が教室に入ってきて、今日の連絡事が少なかったので、予定より早く終り、教室からいなくなった。
宮は、左野香ちゃんが一歩のメルアドを聞いたことに少しだけ……嫌な気持ちになった。
一歩から見て、左野香は、活発で裏表のないかわいい女子。
メルアドを交換して、うれしいはずなのに、どこか宮にうしろめたかった。
左野香は、一歩に
「西野 慎二君って誰かな??」
一歩は、一番前にいる西野を指をさして、
「アイツだけど……
西野って、同じ部の野球部のキャプテンだよ。西野が、どうかしたの??」
左野香は、昨日のことを隠して、少し声を高くして、
「なんでもない。てか、一歩君って今日放課後ヒマ??」
一歩は、
「今日、部活もないし、ヒマだよ。なんで??」
宮が斜め前から何も言わず、聞いていた。
左野香は、少しモジモジして、
「転校してきて、街中とか分かんないし、買いたい物もあるし、今日案内してもらいたいな~って、ダメ??」
一歩は、さすがに二人ではまずいと思って、少し顔を赤くして、
「いいけど…。じゃ~宮とかも一緒でいいかな??」
左野香は、その一歩の表情が何故か不思議な気持ちになって、
「じゃ~、西野君も、どんな人か知りたいし。」
宮は、左野香ちゃんが一歩のメルアドを聞いたことに少しだけ……嫌な気持ちになった。
一歩から見て、左野香は、活発で裏表のないかわいい女子。
メルアドを交換して、うれしいはずなのに、どこか宮にうしろめたかった。
左野香は、一歩に
「西野 慎二君って誰かな??」
一歩は、一番前にいる西野を指をさして、
「アイツだけど……
西野って、同じ部の野球部のキャプテンだよ。西野が、どうかしたの??」
左野香は、昨日のことを隠して、少し声を高くして、
「なんでもない。てか、一歩君って今日放課後ヒマ??」
一歩は、
「今日、部活もないし、ヒマだよ。なんで??」
宮が斜め前から何も言わず、聞いていた。
左野香は、少しモジモジして、
「転校してきて、街中とか分かんないし、買いたい物もあるし、今日案内してもらいたいな~って、ダメ??」
一歩は、さすがに二人ではまずいと思って、少し顔を赤くして、
「いいけど…。じゃ~宮とかも一緒でいいかな??」
左野香は、その一歩の表情が何故か不思議な気持ちになって、
「じゃ~、西野君も、どんな人か知りたいし。」