幼馴染みと私の関係(仮)
「なるが悪い」


「叩いた事まず謝ってよ!!」


「私 悪く無いもん」

プイっと顔を横にずらした


するとなるは笑い出した






「っ…よっ…幼稚園児………か……よ」


私がした行動に笑っているみたいだ


「笑わなくてもいいじゃん!!!怒り方は人の勝手でしょ!!」


「……あれっ…おっ…怒って……た…の??」


私が言った一言が悪いのかさらに笑い出した なる……



「もういいよ!!!私 一人で宿題 取りに行くから!!」

私はクルッと向きを変えさっき歩いて来た道を歩き出した




トコ トコ トコ トコ トコ……

トコ トコ トコ……

トコ トコ…

………………


足を止め後ろを振返ると
なるは黙って突っ立っていて目だけはこちらを向いていた



私が なるを見ていたら

「何??」

聞いてきた―――――


「いや…っ…その……」


「一人で行くんでしょ??早く行きなよ」



なるが無表情で言ってきたから私は泣きそうになり下を向いた















「………る………ん……っい……きて」


小さな 小さな声で私はなるに言った


「何??」

なると私の距離はけっこうあったから本当に聞こえていないようで聞き返してきた


「……なるごめんなさい……教室まで……着いてきて………」

さっきよりも強めに言いなるの方を見ると
ニッコっと笑ったなるがいた

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