馬鹿寮長と天才不良
「ねぇ、あんた誰?」
あ、見とれてちゃった。
「私今日からここの寮長をする、倉望藍華です。
ちなみに三年です」
私は自己紹介をしたあと、軽く頭を下げた。
「あー。あれね」
あれねって・・・。
でもどうやら、話しには聞いていたみたい。
「あの、貴方は?」
黙ってしまった男の子に、私は恐る恐る聞いてみた。
「あ?・・・冴宮那智。
二年・・・」
なにその面倒臭い言い方!
ってゆーかまた年下っ!?
ここには同級生がいないのか!
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