君と、ずっと。
くす

お母さんは小さく笑って言った。


「「は!?お風呂!?」」


あたし達四人は同時に言って、顔を見合わせた。


「へぇ…」


さっきと立場逆転ですか!?

雅斗のSスイッチ…入っちゃっ、た?

ニヤッ

雅也があたしを見て妖しく微笑む。

やばい…よ、ね?


「じゃあ、私お邪魔みたいね」


お、お母さん!?

逃げる気ですかぁ!?


「ちょ、お母さっ…」


あたしは、お母さんの左腕を掴んで引き止めた。


「英里…頑張るのよ!!」


右手をしっかり握られて、お母さんは去って行った…って!!

嘘でしょ!?

本気…ですか!?


「っつーことで」


「お姉ちゃーん★」


「覚悟してね?」


ゆっくり歩いてくる三人。

後ろは壁。

右は北斗。

左は優斗さん。

前は…雅斗。

すっ

雅斗に両手首を掴まれて、身動き不可能状態!!


「やっ…ちょ…」


少しの抵抗も男の子の力には敵わない。
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