真紅のジョリーロジャー
「ここでいい…?」
少し震えたような声がした。

「おうっ!家上げてくれてありがとな」

この子と話していると和む。うさぎでも相手にしてるみてぇ。

セピアはブンブンと頭を左右に振り
「リビングだから他の人も来るかもしれない…
けど」
と言った。





「ところであんた、何で航海士探してんの?漁師にでもなるつもり?」

ゆったりと座れそうな1人掛けのソファーに座りながらトリアは尋ねた。



そういえば、まだ自分の事を何も話していなかったのだ。
そう考えるのも無理は無い。

ヴァンは簡単に経緯を話だした。


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