王子様なんか大っキライ!


黒沢はもっと隙間に顔を近づける。
すると奴の体は屈むわけであり…。


「コツン」
黒沢のアゴが脳天に直撃した。
とはいえ別に痛くないので何も言わない。


「あ、ごめん」
「大丈夫だよ」


私はしゃがんだまま答えた。


そのとき背後から黒沢の気配が消えた。

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