初恋は君のために



ニタニタ笑うコイツは


私の両腕を仲間に
がっちり掴ませると



私の太ももへと
手をかけた。



本気で鳥肌がたった



ー…でもその瞬間



私の太ももに触っていた男から順に



パタパタと倒れて行った。



え?


何なの?



「俺には喧嘩うったくせに、こんなザコには喧嘩うれねーのかよ。」



冷めたこの喋り方



「…ジン.さ..ん」




ファイキの総長ジンが
バイクに跨っていた。







< 54 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop