十和の時
「きゃっ!!ごめんなさ・・」
「ごめんね。大丈夫?」
突然の出来事に十和は息ができなくなった。
廊下の角でぶつかった男性は
雅先輩だった。
呆然と座りこむ十和。
小柄な十和に180cmほど身長がある雅先輩がぶつかったのだ。
こけるのは当然。
雅先輩は、手を差し伸べるが、十和は硬直している。
息もできない状態だ。
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