僕が君を護る盾となろう
次の日、大学の講義が終わり、昇はある場所に向かっていた。

横町精神病院。

昨日の内に場所は調べてある。
大学から駅で数分だ。
手には花束。

精神病院であるが、患者の自由を尊重し、面会の許可は下りるらしい。

それも昨日の内に調べた。

昇は受付に行くと、受付嬢に聞く。

「何か御用でしょうか?」
「すいません。ここに居るミレイさんと言う方に会いたいのですが…」
「ミレイさんですか?…少しお待ちを…」

受付嬢が何かをパソコンに打ち込む。

「失礼ですが…ミレイと言う名前の方は居ないみたいですが…お間違えじゃないでしょうか?」
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