億万色Love




よく考えてみてよ…


矢島華子に協力して

その相手は亮


それで、香留に協力して

相手はあの陽介くん


きっと私の体力どころか、精神的に倒れちゃいそう……



「応援するって言ってくれたじゃん…」

「……?」

「実る確率100%って言ったら、"分かった、応援するよ"って言ってくれたじゃん…。あれ、嘘だったの?」

「それは…」


嘘じゃないよ…‥


確かにあの時は、香留が本気で好きになった相手なら、応援するって決めた


相手が嫌いな陽介くんでも、香留の100%を信じて親友への気持ちを優先しようって確かに決めたよ


……そっか

そうだよね…


応援するって決めたんだから、たとえキューピットを任されたとしても、それを断ったら言ってることと矛盾してるんだよね


陽介くんだろうが、香留のためなら仕方ないか


「分かったよ」

「……」

「香留のキューピットになってあげる」

「……ほんと?」

「うん。でも相手が陽介くんだから、香留もきっと今まで以上のパワーが必要になると思う。覚悟はできてる?」

「もちろん!!!キャー♪ナナありがとー!」


そう言って、大喜びする香留は私に勢いよく抱き着いた




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