億万色Love




何かの衝撃で目が覚めた私

目の前にはナナの姿が。


うまく思い出せない私は、まだクラクラする頭とフラフラする体を必死になって運んでくれてるナナに寄りかかって、またまた意識が途絶えた


次の日、めちゃめちゃ悩んだっけ……

なんでナナが?って。



でも、その日が

そう。


その大チャンスだった。


ナナから引っ越しや転校の話しを聞かされ、びっくりしたけど


なによりもね、

陽介くんと顔見知りで、隣同士で暮らすなんて…


まぁ…顔見知りなのは私の件があったからなんですが…

それはちゃんと謝りました。


親の事情とはいえ、あの条地陽介と近い存在になっていたナナ


もう私の小さな恋なんて関係なかった

この時すでに、

私の作戦は始まっていたんだ


ナナの性格上、普通の出会いや普通の男性じゃ到底無理

なにか衝撃的な出来事が今のナナには必要だった


陽介くんは

●エリート秀才男子

●ルックス格上

●親がS大の理事長

そして二人は

●父親同士が親友

●親の事情で隣同士の生活

●大学が一緒

●学部も一緒


こんな衝撃的な出会い


ナナの中に何も生まれないわけがないと悟り


私は密かに動き出した




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