億万色Love
そのあとも長々と続いた電話は、香留の言葉で切れた
『これ以上話してるとナナの時間なくなるから切るね。じゃ、といいことでヨロシク♪』
電話を切った後、時間を確認すると夜の8時前だった
長電話もイイトコ……汗
帰ってきたのが6時頃だったから……2時間ぐらい話していたことになる
電話代ヤバ……っ
……つーか、誰か呼びにきてくれたりはしないの…?
帰ってること気付いてないのかな?
"ナナの時間がなくなる"
香留が言ったこの言葉
亮のことといい、香留との長電話といい
忘れかけていた用事
別に私の時間じゃないけどね…
香留と約束したキューピッド役を今一つ果たしたいと思います
…………が!
「ギュルル…‐」
腹が減っては戦はできぬ!なので
先に夕飯を済まします。
「お腹すいたぁー」
渡り廊下を進み、条地家のダイニングへ来た
「あら?いつ帰ったの?凜」
「大分前には帰宅してたよ。電話してたから遅くなっちゃった。」
部屋着に着替えていた私を母さんが心配顔で見つめる
無理ないよ
だっていつも私は帰ってきたら部屋着に着替えることなく条地家のダイニングに行くのが普段だから
時刻的には8時だから、帰ってきてなくても心配はされない
まだ帰ってないんだろうと思っていたらしい母さんは、少しビックリしたようだ
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