億万色Love




シートベルトOK

サイドミラーOK

ルームミラーOK

前方、後方確認OK………


「………よし」

いざ、コンビニへ出陣!!


「凜……エンジンかけないと…」

「………(あら)汗」


気を取り直して、ゆっくりとアクセルを踏んだ

……が、



「あっぶなっぃ!!!」


車庫から車が出だした直後、横から人影が見えて急ブレーキをかけた


「え…人?……当たった?」

「こえ……分かんない」


人影が見えないことに、私の鼓動は早くなっていく…


でも…当たったとしても速度はまだまだ出てないし


大丈夫なはず……


私と連は車から降りて、確認した

「あれ…誰もいない」


車の前には誰もいなかった

「確かに誰かいたよね?何か見えたよね…?」

「うん、いた」


連に確認して、もう一度私の鼓動は早くなった


まさか………幽霊……?!泣



「あ……」


私は鳥肌を撫でながら、少し凍えた

そして連が私の後ろの方を指差してそう言った


「なによ……」

「いや……後ろ」

「後ろ?…な、なに言ってんのよ。私はゆ、ゆ、幽霊なんて信じないから…っ!」

「は?なに言ってんの?幽霊って何の話だよ…。違うって、ほら見てみ」


私はそーっと振り向いた………



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