一途に…
決意
アタシがあなたを
意識するようになったのは
いつからだろう…。
いつからかあなたは
他の人とは違う存在で、
でもあなたの中の
アタシの存在は
ちっぽけで、
その大きさの違いに
涙があふれる。











「ちいってさまだ夏樹のこと好きなの?」

「…わかんない」

そんなやりとりを
繰り返し始めたのは中2の夏の頃。
夏樹は小学校から一緒で、ずっと好きで…
でもフラれた。
あの時からまだ好きか
なんて考えなかった。


普通はフラれたら
諦めるもの?


そんなことも
分からないくらい恋愛はド素人。




まだ好きでいていいの?




どっちつかずの思いだけが
アタシの気持ちのなかに
うずまいていた。

< 1 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop