天使な執事と悪魔な執事
「は、はぁ。ありがとうございます?」


あたしは琥珀さんの言葉に複雑なまま返事をした。


嫌われているより好かれた方がいい…よね?


あたしたちは話ながら歩いていたために…ようやくお屋敷に到着した。


かなり長い距離だったように思う。


学校で例えるならば…門から校舎までぐらいの距離はあった。


門から校舎までの間には校庭があることをお忘れ無く…。


あたしは深呼吸してドアを開けようとしたけれど…開かなかった。


鍵がかかってる。


翡翠さんはアタシの手をドアから優しく外すと、ポケットに忍ばせていた鍵を取り出して解錠した。

「「ようこそ。白薔薇の屋敷へ」」


そう言いながら二人は大きなドアを開けてくれた。
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