天使な執事と悪魔な執事
和樹さんは翡翠さんに恐る恐る近づいていった。


「ひ、翡翠…。琥珀の話し聞こえてたか…?」


尋ねている和樹さんの声は震えている。


それにニッコリと微笑み、手に持っていたナイフを和樹さんに向けた。


「えぇ…把握していますよ?賭事の内容を…ね?」


ナイフを向けられている和樹さんの顔には汗が浮かんできている。


「いやぁ…まぁなぁ。さっきお嬢様許してくれたから怒るなや、翡翠…」


その言葉にため息をついて、翡翠さんはナイフを戻した。


アタシは横で見ていてホッとして息をついた。


「そういえば…そうでしたね。内容を知ってしまって…頭に血がのぼった様です。」


…頭に血がのぼりすぎですよ、翡翠さん。
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