天使な執事と悪魔な執事
翡翠さんは一息ついてからアタシに頭を下げた。


「お待たせ致しましたお嬢様…昼食にいたしましょう」


そう言ってテーブルの椅子を引いてアタシに腰掛けるようにと言ってくれた。


翡翠さんはテーブルに視線を向けて驚いた表情を見せる。


驚いてるっていうか…怒ってる?


顔は微妙に笑ってるけど…微妙な笑いかた。


翡翠さんはアタシの前にナイフとフォークを置いて、先程ナイフを向けた和樹さんに近づいていった。


「和樹さん…今日はサンドイッチにするとは聞いていませんでしたが?」


その言葉をようやく理解したらしい和樹さん…。


あ、サンドイッチに普通、ナイフとか使わないもんねぇ。
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