天使な執事と悪魔な執事
“身分…”なんだかとっても寂しい響きの言葉。


「お嬢様は気になさらずお召し上がりください」


翡翠さんはそれを言うと、また前を見て立ったまま。


会話すらない…。


一人ご飯は好きじゃないんだよなぁ…


皆は仕事でアタシの世話をしてるだけだから…強制できないもんなぁ。


アタシはひたすらサンドイッチを頬張り…食べ終えた。


サンドイッチがなくなると同時にアタシの前には紅茶が準備された。


紅茶のことは全く分からないけれど…甘い香りがして…アタシ好みだと感じた。


「此方は特別に取り寄せた紅茶になります」


翡翠さんは紅茶の名前や国等を説明してくれたが…さっぱり理解できなくて…。


「美味しいです♪」


と、アタシは繰り返していた。
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