≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「剛が 行ってすぐ スゴイ音がしたの・・・
わたし・・・お花を持って 外へでたら・・・
すぐ近くの電柱に・・・
私のスクーターがグチャグチャになって
倒れてて・・・・・
私・・私・・・・」
よく見ると 花を包んでいたラッピングの
半分は 血らしきものが べっとりついていた
その後 リンコが何を見て
どう 対処したのか…
リンコの口から聞かなくても
大体の想像はついた・・・
赤っぽい 待合いイスの 色と同化して
今まで気が付かなかったが・・・
さっき 坂本が来ていた 朱色の格子柄の
白かったはずの シャツが
白い部分を ほとんど無くし
赤いシャツになって
イスの上に 丸めて置かれていた
オレは ゾッとした
これだけの 出血のある事故だ
しかも 事故の現場と この病院は
目と鼻の先だ
ということは 短い時間の間に
これだけの血が流れるほど
傷口が ヒドイということだ
坂本が どれだけ マズイ状態か
医療の知識の ないオレでも 分かる
「・・・これ?ヒドイでしょう・・
このシャツ 『暑い』って 剛が
脱いだのを 私が 『日よけ』に貸してって
私が着てたんだ・・・
ノースリーブだから
肩が 焼けないようにね・・・」
その後の リンコの目は 恐怖に怯えていた
「すごかったの・・・ すごい血だったの
だから 私・・・ ハンカチとか ティッシュとか
全部出して それでも 血が止まらなくて
この シャツを脱いで 剛の 顔を押さえたの
手が・・すごく震えて・・・
私・・・剛の顔・・見るのがコワくて・・・
目をそむけながら とにかく押さえたの・・」
リンコは ガタガタと 震えだした
オレは 血で染まったシャツが置いてある
イスとは 反対側の リンコの隣に
座った
わたし・・・お花を持って 外へでたら・・・
すぐ近くの電柱に・・・
私のスクーターがグチャグチャになって
倒れてて・・・・・
私・・私・・・・」
よく見ると 花を包んでいたラッピングの
半分は 血らしきものが べっとりついていた
その後 リンコが何を見て
どう 対処したのか…
リンコの口から聞かなくても
大体の想像はついた・・・
赤っぽい 待合いイスの 色と同化して
今まで気が付かなかったが・・・
さっき 坂本が来ていた 朱色の格子柄の
白かったはずの シャツが
白い部分を ほとんど無くし
赤いシャツになって
イスの上に 丸めて置かれていた
オレは ゾッとした
これだけの 出血のある事故だ
しかも 事故の現場と この病院は
目と鼻の先だ
ということは 短い時間の間に
これだけの血が流れるほど
傷口が ヒドイということだ
坂本が どれだけ マズイ状態か
医療の知識の ないオレでも 分かる
「・・・これ?ヒドイでしょう・・
このシャツ 『暑い』って 剛が
脱いだのを 私が 『日よけ』に貸してって
私が着てたんだ・・・
ノースリーブだから
肩が 焼けないようにね・・・」
その後の リンコの目は 恐怖に怯えていた
「すごかったの・・・ すごい血だったの
だから 私・・・ ハンカチとか ティッシュとか
全部出して それでも 血が止まらなくて
この シャツを脱いで 剛の 顔を押さえたの
手が・・すごく震えて・・・
私・・・剛の顔・・見るのがコワくて・・・
目をそむけながら とにかく押さえたの・・」
リンコは ガタガタと 震えだした
オレは 血で染まったシャツが置いてある
イスとは 反対側の リンコの隣に
座った