創作小咄集
クリスマス当日二人は戸惑っていた。

アキラはヒトミのテンションの高さに。

ヒトミはアキラのテンションの低さに。

ともあれ二人で買い物してアキラの部屋へ行き、ささやかなパーティーの準備をする。

ロシアのとある地方の結婚料理が出来上がり、テーブルに二人分ならべられ向かい合って席についた所でアキラは切り出した。

「話があるんじゃないか?」

「え?そっちこそ話があるんじゃないの?」

「まあそうかな…イワンとシテいる事は分かってる…」

「なんだ知ってたの?ちょっと照れるわね」

「??照れる?どうして?」

「だって…



言わんとしている事は分かってるんでしょ?」




おわり
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