ラスト・メッセージ
「稟?」


「………ん?」


うっすらと目を開ける。


「結婚……しようか…?」


「……え!?」


「…結婚……しようか?」


軽く閉じた瞳を、大きく開けて、俺を見た。


「……本気?」


瞼を、パチパチさせて、ポカンとしていた。


「お前の実家みたいな、裕福な生活は無理だけど、稟の傍にいたい。
そしたら、癌細胞も寄り付かないだろ?」


「あき……ちゃん」

< 149 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop