Dear…愛しい君へ
それは夏休みを翌日に控えた日。

梅雨も終わってそろそろクーラーないと寝れないなって感じの季節だった。

私はもう寝る準備を済ませてベットの中でさおりと携帯でメールしてた。


『くみは明日何すんの?』
『これと言ってとくにない
夏休み1日目はのんびり寝ようかな』

珍しく友達との約束もなかった私。


さおりは明日バイトらしく「おやすみぃ」ってメールが来たとこだった。


「私も寝るか」


その時再び携帯が鳴った。

誰?さおり?

そう思いながら見た携帯に表示されていた名前は

想像もしない人だった。



「えっ?ユウキ?」



メールの差出人は同じマンション
しかも同じ階に住む小6の時からの男友達だった。

私もユウキもこのマンションが建った小6の時に引っ越してきて

近くの小学校に転入したんだ。

初めて見た時は女の子だと思ったぐらい
カワイイ整った顔をしてたユウキ。
< 3 / 11 >

この作品をシェア

pagetop