ブルービースト
かなり個性的な第二班メンバー。
とりあえず挨拶は終わったし、とブロードは傍に立つ中央司令部を見上げた。
「ポチー!いってきまっす!」
「恥ずかしいからやめて下さい」
敬礼ポーズのつもりなのか、ビシッと決めたブロードの手をユノは叩き落とす。
ユノもお別れ言おうよ、と口を尖らせた中将のお誘いはもちろん拒否された。
素直じゃないなあとか言っているが、素直になってもそんなことは普通しない。
「相変わらずね…。ほら、行くわよ」
「はいはーい」
颯爽と踵を返したセリナのかっこいいこと。
クソ上司なんかよりとても頼りになる、とユノは肌身に染みて実感した。
そのクソ上司は暢気な返事を返すとクライドと共に足を踏み出す。
ユノもその後ろに着いていき、四人は揃って出発した。
そしてそれを見守る二人。
「ブロード達のところキャラ濃いなー」
「まず隊長のブロードが濃いっスから」
「俺らも頑張ろうレイツ!」
「え、キャラの濃さをっスか?」