ブルービースト
「まぁな。でもあっちも学習したのか、かなりレベル高いのを送ってきた。
人数はざっと千人だったが、その内の八百人は雑魚だったから第二と第三が倒したんだ。
だが残りの二百がキツいらしい」
アサギは事も無げに人数を挙げてみせると、戦場に向かうべく歩むブロード達に状況を伝えた。
通信機を確認していたレイツがふんふん頷いてブロードの横に並ぶ。
「二百か。俺ら第一の六人でいったらまぁ余裕だな!
しかも今日はユノちゃんの初戦闘だぜ」
「微妙なプレッシャーかけないでくれませんか」
「ユノさん強そ~☆」
「リシアちゃん…だから微妙なプレッシャーは」
「楽しみです♪」
「………シエラちゃん」
…敵より先にこいつらぶっ飛ばしたいなぁ。
ユノは一瞬本気でそう思った。