1億の☆
ガラッ
「失礼しまーす。保科ですけど・・・・。」
職員室のドアを恐る恐る開ける。
呼び出されて来たはいいが、誰に呼び出されたのかがわからずキョロキョロしてしまう。
「お~保科、こっちだ、こっち!!」
部屋の奥のほうから『待ってました』とばかりに担任が手を振っているのを見つけて足早に駆け寄った。
「先生、何か用ですか?」
「ああ、実はな・・・・・」
担任は引き出しから一通の封筒を取り出した。
表紙には