私は先生
そう言うと一歩ずつ私に近より、横を過ぎて


ベッドへ



「今日進路最終日でさ」


「そう…」



雪は進路どうしたの?

そう聞きたいのはやまやまだけど


聞けた立場じやぁない


「チカちゃんに聞きたいことあってよったんだよね」


「聞きたいこと?」



雪はスッと立ち上がり私の目の前にくる


座ってる私を見下ろす


「チカちゃんは俺が生徒だから駄目なの?それとも…もともと嫌い?」


――え?


なんでそんなこと…



「………」


私は答えられなかった





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