【続】俺様王子と秘密の時間


千秋は口端を吊り上げて笑う。



「男はみんな狼なんだよ」


生暖かい息が唇にかかる。


千秋の唇が降ってきてまたキスをされるんだって思ったけど、味わう暇もなく下へおりていった。



「ひゃっ……」


首筋がくすぐったい。

クラクラして目眩がしそう。

そしてあたしのバスローブの結び目に手をかけてくる。



「自分で脱ぐ?それともオレにやってほしい?」


挑発的な言葉に胸が甘い悲鳴をあげて、顔が林檎みたいに真っ赤に染まるのが自分でもわかった。


あたしの答えを目で急かす。



「……してほしい」


ギュッと目を閉じて呟いた。

恥ずかしいなんてもんじゃない。

もう焦げてしまいそう。



「よく言えました」



――シュル


優しい口調にうっすら目を開いた瞬間、千秋はあたしのバスローブの結び目をほどいた。

 

< 320 / 658 >

この作品をシェア

pagetop