【続】俺様王子と秘密の時間
「それは勝手すぎねぇか?」
思い切り開かれた禁断の部屋のドア。
入り口でウェーブの髪の毛が揺れたと同時に羽鳥の声が聞こえた。
ビックリしすぎて声をあげることも出来なかった。
「またお前かよ?」
舌打ちする千秋に近寄る羽鳥。
「秘密にしろって、てめぇがシイに突きつけた条件だろうが」
「盗み聞き?椎菜と同じことしてんなよ」
クスッと笑った千秋に羽鳥の顔が険しくなる。
「来る途中で聞こえたんだよクソ王子」
「いちいち首突っこんでくんなよ?何度も言わせんな」
「お前、焦ってんだろ?」
羽鳥は真剣な顔つきだった。
千秋が焦ってる……?
「ほんとはあん時、聞こえたんだろ?オレが“シイにキスした”って言ってるのが」