【続】俺様王子と秘密の時間
「……バラすって?」
ドクンドクンと物凄い速さで心臓が動き出す。
「そのままの意味だ」
「つまり……?」
千秋はどうってことないって顔であたしのシャツのボタンを閉じていく。
いつもなら恥ずかしくて堪らないのに、千秋の冷たい体温に動揺していたから固まるしかなかった。
「遠慮なんかしねぇでお前に会いに行く。堂々とお前に触れる。見せつけてやってもいい」
千秋の言いたいことは嫌でも理解した。
「そ…そんなことしたらみんなに誤解される……」
「誤解?オレが“お前はオレの女”だって言えばいいだけのことだろ?」
直接的な言葉をさらっと吐いた。
千秋がその行動に出た時、あたし達の関係は秘密ではなくなり、みんなに知られることになる。
嬉しいことを言ってくれたのに、あたしは手放しで喜べない。
沈黙が続いたその時だった。