地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
ななななんでいるのっ!?


生徒達や先生達、全て帰ったはずっ……



振り向いたそこには、


帰ったはずの陸がいた。



図書館の時と同じように、入口のドアに寄り掛かってる



「帰ったんじゃなかったの?」



腕を組む陸に問い掛ける。

「…それなら、杏もだろ?」


「いや…あたしは用事があって…」



「刑事ドラマみたいに中を調べるのか?」


「!!!!!」



みっ見られてた!?


「杏樹ちゃんの一人芝居、面白いですな…?」


「なっ…!」


落ち着け…口には出してないからバレてないはず!


「ぜーんぶ喋ってましたけど?」


ギャーーーーーー!!!


ニヤリと笑いながら言った。
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