イジワル少年はあたしの彼氏
「ねえ!川村先輩って何組か知らない?」
しかし、その男の子は怪訝そうな顔をしてこう答えた。
「あの、俺高2なんだけど?先輩に向かってタメ語とはどういうつもり?」
ヤバイ!高2だったの?
みるからに怒ってるよー!
「ごっ、ごめんなさい!別にそういうつもりじゃなくて……」
「ふ〜ん。じゃあどういうつもり?ちゃーんと説明してもらおーか。」
この人、大人気ないなあ。
別にいいじゃんか。
「どうもすいませんでした。以後気を付けます。」
私はしぶしぶ謝った。
私はくるっと向きをかえ高1のフロアに戻ろうとした。