-KAORI-

「うん…。」

あたしが切ってたことに、泣いてくれたのが無償に嬉しかった。

求めていた存在価値が現されたように。


荷物を部屋に置いて、リビングに行った。

泣き止んだお母さんは、洗濯物をただんでいた。

「お母さん…、ごめんね。おばあちゃんから聞いた。」

『そうなの…。オロナインでも塗って包帯してなさい。明日、学校行きなさいよ?』

「うん!」

やっぱりお母さんはいい人だ。

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