気付けば溺愛
「二次会の準備に移るか」

同期のまとめ役の宏二。
二次会の司会をする私達は、ここ数日は準備に追われていた。
今日もこれから会場に先に入って最後の準備をする事になっている。

だけど…。

「ごめん。私ちょっと用事できて少し遅れて行く」

突然の私の言葉に、みんな首をかしげる。

親友の芽依は一瞬目を細めて私にきつい視線を向ける。

『ばかじゃない?』

って無言の言葉が届いた気がする。


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