恋めぐり
「遅くなったことは悪いと思ってる。でもそうやって過保護にしてることが、コイツのためになるとは思わない。人と関わるって行くってことから遠ざけてどうする。学校を出れば、もっと沢山の人と関わることになるんだ」

思っても見ないことを言われた。

猛流と彰も私と同じことを思っているに違いない。

「何にも知らない人間のいうことだな。桜理帰るぞ」

猛流に手を引かれて私は歩き出した。

後ろから彰がついてくる。

「直江、また明日な」

土方くんの声が後ろから聞こえた。

振り向くと、土方くんが手を振っていた。
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